[APWSLMembers 906] 東京新聞2016年1月26日−本音のコラム−
Oidon
ttn8idv2dc at mx4.ttcn.ne.jp
Wed Jan 27 02:20:37 JST 2016
各位
日頃のフィリピントヨタ労組へのご支援をたいへんありがとうございます。
今朝の東京新聞に鎌田慧さんがフィリピントヨタ労組の闘いの記事を書いてくださいまし
たのでご紹介いたします。
フィリピン現地では「明日27日は天皇がアロヨ大統領の歓迎式典にマラカニアン宮殿を
訪問する日程になっており、これに対してTMPCWA(フィリピントヨタ労組)が大動
ひごろ解雇に対するILO勧告を実施せよ!」と英語、タガログ語と日本語で防水布に大
書した横断幕を掲げ、大統領あての書簡なども盛り込んだビラを配りマイクアピールをし
ながら、宮殿へと向うメンディオーラ大通りをデモ行進する手筈になっています。デモは
ほかに日本大使館、GTタワー、トヨタ販売店、メトロバンクにも行く1日行動として取
り組まれています」とのことです。声援を送りましょう!
フィリピントヨタ労組を支援する会
+++++++++++++++++
【東京新聞2016年1月26日】
−本音のコラム−
結社の自由 鎌田 慧(かまた さとし)
日米戦争下、フィリピンでの激戦が、若者たちに無残な「特攻」を強いることになった
のは、「レイテで一勝を得て、和平交渉する意図がレイテ決戦決定と共にあった」(大岡
昇平『レイテ戦記』)。その誤算が沖縄戦での特攻の大量死につながる。
米兵捕虜とフィリピン人を大量虐殺した「死の行進」で知られるバターン半島の先端に
建設された、輸出加工区の日本企業を取材したことがある。いまはほとんど撤退してしま
ったが、労組の事務所が爆破されたり、ゼネストがあったりした。1980年代後半、や
がて失脚する独裁者マルコス政権の時代だった。
日本とフィリピンとの友好親善、経済協力はすすみ、戦没者の慰霊がおこなわれている
のだが、あまり知られていないのが、サンタロサ工業団地にある、トヨタの現地企業「フ
ィリピントヨタ」での労組紛争である。
15年前、労組が結成されたが、労組つぶしがはじまり233名が解雇、9年後にもあ
らたに4名が解雇された。国際労働機関(ILO)の「結社の自由委員会と理事会」は、
これまで2回にわたって、「早急な調査と必要な措置をとるよう」フィリピン政府にたい
して勧告している。
それは当事者でもあるトヨタ本社が、人権と結社の自由、平和と差別について、どう考
えているのか、との問いかけでもある。(ルポライター)
-------------- next part --------------
A non-text attachment was scrubbed...
Name: 20160126????.pdf
Type: application/pdf
Size: 212839 bytes
Desc: not available
URL: <http://misc.labornetjp.org/pipermail/apwslmembers/attachments/20160127/ee9e7c94/attachment.pdf>
More information about the APWSLMembers
mailing list